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ハーブティー


イギリスを中心に愛好される野草で、薬用や癒し系の用途で用いられることもしばしばです。ラテン語のherba(草)からきていて、もともと草を一般的に意味しましたが、特に治療に使われる薬草、料理の香りや味付けに使われるスパイスとなる植物を指すようになりました。ここでは特に代表的なものをご紹介いたします。


植物の葉が利用されるもの

ペパーミント

学名Mentha piperita
科名:シソ科
 元来イギリスのミッチャム付近の原産で、別名ミッチャム・ミントともよばれている。立性タイプで高さ30-90cmの多年草。爽快感とリフレッシュ効果がある。また、胃壁を刺激して消化を促進するため、胃痛や腹痛を和らげる。
期待される効能:殺菌作用、胃腸不全の緩和、消化促進、花粉症対策

スペアミント

学名Mentha spicata
科名:シソ科
 別名、グリーンミント。ペパーミントより作用が穏やかで、まろやかな甘みと穏やかな香りがあり、ミントが苦手な人でも親しみやすいので、ヨーロッパで好まれている。ゆったりした心持になりたいときにお勧め。
期待される効能:リフレッシュ効果、眠気解消、消化促進

レモンバーム

学名Melissa officinalis
科名:シソ科
和名:セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷) 別名メリッサ。地中海沿岸原産の多年草。葉にレモンに似た爽やかな香りがあり、酸味やクセの無い穏やかな味。紅茶や他のハーブとの相性も良い。
期待される効能:鎮静・鎮痛作用、消化促進、解熱・解毒作用

ローズマリー

学名Rosmarinus officinalis
科名:シソ科
樟脳のようなクセのある香りが特徴。しかし、味は比較的穏やかですっきりとした後味がある。血液の循環を促進してくれるので、朝のモーニングティーにお勧め。肉料理の後にもお勧め。
期待される効能:血液循環の促進、脳の活性化、筋肉痛の緩和

タイム

学名Thymus vulgaris
科名:シソ科
コモンタイムやレモンタイムなど30以上の品種がある。料理では肉料理の臭み消しや着香に用いる。複雑で深いコクのある味わい。のどの痛みを和らげ、強い殺菌効果で、風邪や花粉症の症状緩和に効果が期待される。
期待される効能:頭痛・神経痛の緩和、うがい薬、抗菌作用

レモングラス

学名Cymbopogon citratus
科名:イネ科
ススキのような細長い葉は軽くもむとレモンのような清涼感のある香りがする。腹痛や下痢を緩和し、リフレッシュ効果も期待される。また、発汗や殺菌の効果もあり風邪やインフルエンザの症状に緩和にも効果が期待される。
期待される効能:消化促進、疲労回復、食欲増進

ネトル

学名Urtica dioica
科名:イラクサ科
昔からアレルギーの治療薬として用いられているため花粉症にも効果が期待される。鉄分を豊富に含み、貧血の予防や婦人病にも効果があると言われている。血糖値を下げる効果も認められる。
期待される効能:貧血予防、関節炎の緩和、婦人病対策

植物の花が利用されるもの 

ローズピンク

学名Rosa centifoia
科名:バラ科
「花の女王」と呼ばれるローズピンクは甘く上品な香りを醸し出し、ソフトでまろやかな味わいのハーブ。ホルモンのバランスを整える働きがあると言われている。また、心身をリフレッシュしたい方にもお勧め。
期待される効能:便秘改善、美肌効果、精神安定

ローズレッド

学名Rosa gallica
科名:バラ科
甘く高貴な香りが漂い比較的あっさりとした味わい。ホルモンの分泌の調整や、のどの痛みを緩和する効果が期待される。紅茶にブレンドするとより美味しく飲める。
期待される効能:月経痛の緩和、ホルモン分泌の調整、美肌効果

オールドローズ

学名Rosa ssp
科名:バラ科
野生種も含めて古くからヨーロッパの庭で栽培されてきた修景用のバラ。ローズのハーブの中で最も効果が高いとされ、強壮作用、収斂作用、消炎作用に優れていると言われている。味わいはあまいクセが無く飲みやすい。
期待される効能:収斂作用、消炎作用、強壮作用

カモミール

学名Matricaria chamomilla
科名:キク科
大きくジャーマン種とローマン種の2種類に分けられ、ハーブティーとして利用されるのはジャーマン種。青りんごに似た甘ずっぱい香りが特徴。風邪などの体調不良のときにもお勧め。ただし、妊娠中の飲みすぎには注意を。
期待される効能:消化作用、冷え性の改善、安眠効果

ラベンダー

学名Lavendula officinalis
科名:シソ科
地中海沿岸原産で香りの女王とも呼ばれる。味は穏やかだが独特の強い香りがあるので、紅茶などに混ぜて飲むのがお勧め。ただし、妊娠中の飲みすぎには注意を。
期待される効能:鎮痛・鎮静作用、消化不良の緩和、殺菌作用、疲労回復

 
ハーブティーの淹れ方

①ティーポットに沸騰したお湯を注ぎ、温めます。そのお湯を捨てて、ハーブを入れます。

②ティーポットに沸騰したお湯を注ぎます。

③ティ-ポットに蓋をし、ティーコジー(ふきんやタオルでも)をかぶせます。(花や葉の場合は省略可)

④花や葉の場合は2~3分蒸らしましょう。茎、実や種のハーブの場合は3~5分蒸らします。

⑤カップに注ぎます。ハーブが細かい場合はストレーナー(茶こし)でこしながら注ぎましょう。

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川根のお茶や 日本茶インストラクター協会

おいしいお茶を求めてー2003年11月開設・現在進行形