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わが国では1953年に茶の農林登録制度が発足し、この時に15品種が一括して登録されました。1960年代になって茶の実用的な挿し木技術が確立されると、1970年代には茶園のの新・改植では主に品種の挿し木が植えられました。その中でも1975~1980年の静岡県における「在来実生園」から「やぶきた」への 大転換です。このような動きはやがて全国に普及し、「やぶきた」は今日では全茶園面積の約77%、品種茶園中の約83%を占める大品種になりました。平成15年現在、農林登録品種は52品種を数えます。 |
オーソドックスな品種 |
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やぶきた | 地域適応性が広く、収量性及び品質が優れるため、全国の茶園に普及。全国の栽培面積は38500ヘクタールで、主産地の栽培面積の占有率は、静岡県91%、鹿児島県45%、京都府62%、埼玉県73%となってる。 |
あさつゆ | 2000年の栽培面積は、全国で454haで、最近また少しずつ増えている。そのうち鹿児島県が355ha、三重県が41ha。「やぶきた」より萌芽期、摘採期が3日早い早生種。香気に特徴がある。 |
さやまかおり | 耐寒性が強く丈夫で関東地方などの寒冷な茶産地では重要な品種となっている。また、経済樹齢が長い多収な品種でクワシロカイガラムシに抵抗性があることが注目されている。濃厚な香気に特徴がある。 |
注目されている新しい品種 |
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おくひかり | 晩生品種で、特に耐寒性に強く品質においても色沢と濃厚で個性的な香気が山間地で優れているため中川根町などの主に山間地で普及している。中川根町では産地のブランド商品として、大々的に普及に取り組んでいる。 |
さえみどり |
農林水産省野菜茶業試験場茶栽培部(枕崎市)で育成され、平成2年に品種登録された。やぶきたの多収性とあさつゆの早生・良質性を兼ね備えた品種で、近年、とても栽培面積が増えている品種。その名前のとおり、みどりが冴えて旨味が強いことから鹿児島県、宮崎県で新植が進んでいる。 |
べにふうき |
多田系アッサム雑種の「べにほまれ」とインド・ダージリンからの導入種「枕Cd86」を交配して作られた紅茶用茶樹で、緑茶と比べてやや渋みが強いのが特徴。香気が良く、濃厚な味の紅茶・半発酵茶用の中生品種。カテキンの一種である「メチルカテキン」、抗アレルギー成分「ストリクチニン」を含み、花粉症などのアレルギー症状への改善効果が期待されている。
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産 地 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
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埼玉県 | やぶきた | さやまかおり | さやまみどり | ふくみどり | こまかげ |
静岡県 | やぶきた | さやまかおり | おおいわせ | かなやみどり | やまかい |
愛知県 | やぶきた | さみどり | やまとみどり | さやまかおり | おくみどり |
京都府 | やぶきた | おくみどり | さみどり | こまかげ | やまかい |
福岡県 | やぶきた | かなやみどり | おくみどり | やまかい | さやかかおり |
熊本県 | やぶきた | おおいわせ | かなやみどり | さやまかおり | おくみどり |
宮崎県 | やぶきた | かなやみどり | やまなみ | ゆたかみどり | さえみどり |
鹿児島県 | やぶきた | ゆたかみどり | かなやみどり | あさつゆ | おくみどり |
栽培品種を選ぶ |
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日本茶の原料となる品種は、煎茶用、玉露・碾茶用、釜入り用の3つに大別できます。また、産地の気象条件や立地条件も重要です。茶園の面積が大きい茶園では1品種だけを栽培していると、摘採時期が一時に集中し、お茶の生産作業にも支障をきたします。そこで、数種類の品種を組み合わせて栽培します。
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山間高冷地及び寒冷地 | 中部及び北九州平坦地 | 南九州及び本州海岸暖地 | |
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早 生 | しゅんめい やえほ | さえみどいり あさつゆ しゅんめい ゆたかみどり | |
中 生 | さやまかおり やぶきた ふくみどり | やぶきた めいりょく さやまかおり | やぶきた めいりょく みなみかおり |
晩 生 | かなやみどり おくゆたか やまとみどり | かなやみどり おくみどり おくゆたか | おくゆたか おくみどり |