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日本の各地には、多くの歴史的、文化的にもとても貴重な茶の名園と茶樹が存在し中には天然記念物に指定されているものもあります。そのような、日本各地の茶の名園と茶樹を簡単にご紹介いたします。 |
積丹の茶樹 | 北緯43度15分の積丹半島(北海道)の古平町に禅源寺というお寺がある。そこに高さ1mの茶樹が1株残存している。この茶樹は、明治42年に先々代の秋田岳転住職が、愛知県から禅源寺の住職として赴任される時に、愛知県から茶の苗を持って植えたのが始まりである。日本の茶樹としては最北端のもの。 |
桧山の茶園 | 秋田県能代市にある茶栽培の北限とされる茶園。弘化2年の頃、多賀谷家の家臣、石川官大夫が宇治の茶園からその種子をもちかえり、主君睦貞公に計って殖産興業の一端として霧山下一帯の畑地に茶園をつくったのがその始まりと言われる。とくに1番摘みのものは静岡方面の茶よりひとしお香気が高く、風味がよいので評判を得たが、時代の移り変わりと共に次第におとろえ、現在は10アール程度が栽培されている。
茶摘みは、毎年新芽の出る5月中旬にはじまり、210日前後まで6~7回行う。 |
喜多院の茶園 | 埼玉県川越市にある慈覚大師が建立した喜多院にある茶園。狭山茶の歴史は古く、鎌倉、室町時代には河越茶(川越茶)と呼ばれていたがここが川越茶の始まりの地であるとの伝承がある。江戸時代の中期から庶民が飲むようになり、本格的に栽培されるようになった。 |
瀬戸ノ谷の大茶樹 | 静岡県藤枝市で最も山奥の大久保という集落の平口さんの家の前にある茶樹。
幹径10センチ程の幹が20本ほど株立ちし、高さは4メートル程で、枝張りの周囲は30メートルもある。この茶樹の樹齢は二百年以上で今も樹勢はおう盛で、株元には無数の新芽が伸びている。今でも一番茶、2番茶を年に25キロ程収穫している。高さが4メートルもあるので、木を傷めないように、摘み取り用の足場が鉄パイプで組んである。 |
やぶきたの原樹 | 静岡県静岡市。杉山彦三郎が育成したやぶきたの原樹で、氏の茶園にあったものを1968年に静岡市谷田の県文化センターに株分け移植した。1961年に県の天然記念物に指定されている。樹は今も有志によって管理され、大人の背丈をはるかに越える樹冠は今も濃緑の葉をいっぱいに茂らせている。 |
牧之原茶園 | 静岡県牧之原台地、大井川右岸の牧之原台地一帯の茶園の名称。面積5000ヘクタールにおよぶ日本一の大茶園で、日本の茶園面積の約13%、荒茶生産は20%を占める。国立、県立の茶業試験場があり、茶祖栄西禅師の巨大な立像も建立され、お茶の郷博物館などのテーマパークがある。 |
日吉茶園 | 滋賀県大津市にある坂本の日吉神社の参道に植えられている日本最古と言われる茶園。最澄が初めて持ち帰った茶種を植えたとの説があるが、現在生存している茶樹は日本種である。日吉大社の山王祭で毎年、献茶されている。 |
政所の大茶樹 | 滋賀県永源寺町にある樹齢300年を誇る政所の大茶樹は管理されている白木駒治氏により大切に守られている。
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栂尾高山寺茶園 | 京都市栂尾にある高山寺周辺は京都で最も古くから茶園が開かれた。鎌倉時代初期に栄西禅師が宋から茶種をもって帰国し、明恵上人に贈った。明恵上人はこれを栂尾山に植え、その後、宇治その他の土地に移し植えられたという。以来、栂尾は茶の発祥地とされ、鎌倉時代後期~室町時代には日本第一の産地となり、毎年天皇にも献上されていたといわれている。参道の脇には1931年に記念に植えられた竹製の柵に囲まれた「茶畑」があり、そばには「日本最古之茶園」と書かれた石柱の標識が立っている。
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嬉野の大茶樹 | 佐賀県嬉野市の市街地より西方へ7Kmほどにある不動山・皿屋谷には佐賀県の茶の実質的な祖とされる吉村新兵衛が植えたとされる茶の大樹がある。本来、茶はツバキ科に属する常緑の灌木であまり大きくならないとされている。この不動山にある大茶樹は樹齢330年以上と推定され、一説には世界一の大きさ誇るのではないかとまで言われている。昭和1(1926)年に国の天然記念物に指定されている。 |
牧園の大茶樹 | 鹿児島県旧牧園町(現霧島市牧園町)には,古い歴史を誇る大茶樹があった。昭和12年,天然記念物に指定されたもので,樹冠の広がりは南北9.6メートル,東西7.5メートル,高さ4.5メートルにも及ぶ日本一の大茶樹であったが,昭和20年に枯死し,現在は2代目の大茶樹が保存されている。2代目大茶樹は,昭和15(1940)年文部省指定の原木の挿し木によるもの(明治の終わり頃に同町の町民が1代目大茶樹を自宅に挿し木したもの)で、この茶樹も今では日本一といわれ,根回り1.5メートル,高さ7.0メートルの巨木となっている。現在は,霧島市役所牧園支所敷地内に移植され保護されている。 |